次の相棒は誰か?

突然だが、私は刑事ドラマが大好きだ。子供たちを寝かせた後、刑事ドラマを見る時間が一番幸せで、自分でも大丈夫なのかと思うが、そんな毎日を送っている。最初はそのクールの刑事ドラマっぽいものを見ていたが、だんだん科捜研の女や2時間ドラマの、事件が起き→おなじみの主人公が安定の個性を発揮し→事件が解決する、という流れを見ることで心の安定を得るようになってしまった。アメドラが好きな夫には、全部同じ流れの話を見て楽しいの?と聞かれるが、私に言わせればアメドラはまず人の顔と名前が覚えられない。夜、何も考えずにリラックスしたいのに、あれ、これ誰だっけ、などと考えたくはない。榊マリコさんが安定的な空気の読めなさを発揮してくれている方が心が休まるのだ。

 

中でも一番好きなのが、「相棒」だ。お昼にやっているものを撮りためて、一日1エピソードは見ている。以前、お世話になった上司が実は相棒好きだということがわかり、好きなエピソードをお互い一つ挙げた時に、そのエピソードが相棒5の16話「イエスタデイ」で被った時は、一生この人についていこうと思った。

 

相棒は、一つ一つの話がクオリティが高く、脇を固めるキャラクターたちも作りこまれていて面白い。ギャグに走りすぎもせず、安定感はありつつもマンネリ感がない。いつまでも終わらないでいてほしい。右京さんが体力的にアームチェア・ディテクティブしかできなくなってもやってほしい。

 

面白さを保っている秘訣の一つが、相棒が変わることなのかもしれない。薫ちゃんで見始めた時は、薫ちゃん以外の相棒なんて絶対に考えられないと思った。ミッチーに決まったと知った時、王子様のミッチーしか知らなかったのでなんでこんなキャスティングを?と非常に混乱した。しかし、始まってみたら意外な軽やかさがあって、とてもよかった。結果的に私の最推し相棒は神戸くん(ミッチー)となったのだから、分からないものである。その後のカイトくんも、決まった時はミッチー推しだっただけにショックは大きかったが、荒々しさと勢いがあってはまっていた。冠城くんになった時は、ビーチボーイズのイメージしかなかったので相棒の世界でどうなるのか不安もあったが、これまでの相棒にはない飄々とした感じと右京さんのあしらい方が新鮮だった。

↑こちらは私の最推しシーズンのseason 8

 

このように、結果、どの相棒もイイ!と推せてしまうのが相棒のすごいところだ。今回、冠城くんが卒業することになり、不安もあるが、相棒ならまたきっとぴったりの相棒をキャスティングしてくるという謎の安心感もある。多分また、数年後に次の相棒に関しても上記のような感嘆コメントを書いているに違いない。

 

次の相棒は誰か、いろんな憶測が飛び交っているようである。芸能界の事情は全く知らないが、私だったら誰がいいかなと考えてみた。なんの根拠もない私の願望&妄想なので、その点はご了承いただきたい。

 

私だったら、磯村勇人さんか、松下洸平さんになってほしい。どんな風に演じるのか全く予想がつかないし、全く想像もしていなかった相棒像を生み出してくれそうだと思う。発表が怖い気もするが、楽しみだ。

 

最後に、私の推し刑事ドラマをいくつか紹介したい。

科捜研の女

脚本がバラエティに富んでいて面白いし、マリコさんのキャラに沢口靖子さんがドはまりしている。脇を固めるキャラも個性的。

おかしな刑事

伊東四朗さんと羽田美智子さんのかけあいに安定感があり、タイトルがカラオケみたいな文字なのも落ち着く。

鉄道捜査官

まるで電車に乗って旅をしているような気分になれ、何も考えずに見るのに最高のドラマ。私も歳をとったと思う。。

 

もしテレビ欄で見かけたら、ぜひ騙されたと思ってみてみてほしい。