食育もできる絵本:しろくまちゃんのほっとけーき

子供たちが小さい頃、必ず本棚から引っ張り出してくる絵本の中にこれがあった。

 

絵の色が鮮やかで、ホットケーキの焼ける場面が段階を踏んで書かれている。そこを盛り上げて読むと、とても喜んだ。

 

読んでいるうちに、これを流行りの食育というやつにしてみたらどうかと考えた。ホットケーキなら、私でも作れる。恥ずかしながら、ぷつぷつと気泡?がでてきたらひっくり返し時なのだということはこの絵本で私も初めて知った。それを実践するチャンスでもある。

 

本を読んだ後、本の流れに沿って子どもたちに準備をしてもらい、ホットプレートでホットケーキを焼いてもらった。いつもまだかな?とかなり早めからソワソワしてホットケーキをつつき端っこをぐしゃぐしゃにしてしまう私も、今回は気泡がしっかり出るまで待ったらきれいにひっくり返すことができた。何なら、母の私が一番喜んでいたかもしれない。

 

自分たちで作ったホットケーキはいつも以上においしいらしく、子供たちもパクパク食べた。その後も、この思い出があることでこの絵本を持ってくる頻度が増えたように思う。

 

ほんのちょっとの材料と手間で、絵本の向こうに広がる新しい世界へ入ってみるような体験ができて、子どもは喜ぶし、私自身も育児をちゃんとやってるぞという謎の充実感が得られてとても良かった。これが、「しろくまちゃんのミルクレープ」じゃなくて本当によかった。