PTAに飛び込んでみた

更新が滞ってしまった。いよいよテラサに入り科捜研沼の奥で潜んでいるのではと思われているかもしれないが、そうではなく、覚悟を決めて飛び込んだのだ。PTA活動に。

 

怪談のように実態よりもその恐ろしいイメージが先行しがちなPTA活動だが、私ももれなくそのイメージを持っていた。初めてのPTA係決めは、途中で転校してきたこともありルールが全くわからない中、低学年&コロナ禍のうちにやってしまいたい保護者の皆様の熱気に圧倒され、ぶるぶる震えているだけで終わってしまい、中心的な役割を担わなかった人がやる一役を拝命した。あまりのんびりしていると次の転勤とバッティングする可能性もあるため、今年は早めに動き、なんとか「PTAをやった」とカウントされる役割をいただいた。

 

実際に始まってみると、何本ものLINEグループが同時に進行し、最初は混乱する。ただ、一人ひとりの予定に合わせて進めるというスタンスで、無理なことを要求されることはないし、何か作業が発生するとできる人が積極的に「やりまーす」と手を挙げる感じで、思っていた恐ろし気な雰囲気は全くない。知り合いも増えるし、案ずるより産むが易しなのかなという気がしてきた。

 

しかしひとつ難点がある。決定的に人の名前が覚えられないことだ。急に知り合いが増えるが、自己紹介を一度した程度では、相当印象的な名前でない限り覚えられない。いつも首にかけた名札を何とか盗み見できないかと苦心している。LINEも下の名前しか表示されない方も多く、これは誰なんだろう...と思いながら真面目な会話をしている。

 

まだ新米で右も左も分かっていない状況だが、それでもわかるのは、リーダー的な仕事を担われている方の負担は結構大きいということだ。ご本人がどう思われているかは別として、無償で多くの負担を担わせることに個人的には抵抗がある。学校と子どもたちにとって重要な仕事も多くあるということは事実なので、費用を出し合って外注するとか、やってくださる方に手当を支払うとか、もう少し納得感がある感じにできればよいのになと思う。

 

とりあえずは人の名前と顔を一致させなければ始まらない。赤子レベルを早く脱すべく、名札を盗み見る日々なのである。