あの頃の子と私:ビデオカメラは必須

沸点の低くなる長期休み。このような時には、昔のビデオを見るに限る。

 

テディベアみたいなすわり姿。クリームパンみたいなむちむちの手や足。何度も口や手からこぼれ落ちる赤ちゃんボーロ。ついこの前まですぐそこにあったものが、必死で駆け抜けるうちにもう手が届かないものになってしまった。あの頃のビデオを見ると、かわいいなあ…という思いと、ここから数年でよくここまで成長したよなあ…という思いとで、少し心が洗われる気がする。

 

先日も心を落ち着けるため、ビデオを見ていたら、子どもがやってきた。「これ誰?」と聞くので、赤ちゃんだった時の●●だよ、と言うと、「そうじゃない、この喋ってるの、誰?」と聞く。

 

「母ちゃんですけど」と言っても、似てるけど違うとはじめは信じてもらえなかった。どうやら、赤ちゃん相手の猫なで声と、現在の、基本3度は無視されてからのドスのきいた声が違いすぎるらしい。うすうす自分でも思っていたが、衝撃だった。そして、少し反省した。

 

子どもが生まれるとなったら、買っておいて損はないもの第一位がビデオカメラだと思う。

育児に疲れた時にあの頃を思い出して元気をチャージするためにも、私だけかもしれないがこうやって初心にかえるためにも、何気ない毎日をビデオに残すことは、全力でおすすめしたい。