子どもの習い事、何にすべきか問題その1:ピアノ

習い事、何にすべきか問題。これは子どもが生まれてからずっと、そして今でも悩んでいる。

 

お金と時間さえあれば、幅広くやらせてあげたい。しかし現実には、お金も無限にないし、自分の体もひとつしかない。きょうだいがいればなおさら、時間のやりくりも大変になる。

 

悩みに悩んで、我が家が始めた習い事を理由とともに順に紹介してみたいと思う。各家庭で考え方は様々だと思うが、もし何かのほんの参考程度にでもなればうれしい。

 

【その1 ピアノ】

 

 

・一芸が身につく

私自身もやっていたピアノ。当時はまだ、手の形が悪いと手をたたいたりする先生もいた時代で楽しいことばかりではなかったが、音楽の授業に「音符にドレミ書いてくんね?」というクラスメートたちに重宝がられること、合唱コンで伴奏を買って出て見直してもらえることから、転校生だった私にはありがたい一芸だった。転校生になる運命のわが子たちにも、この一芸のご加護があることを願ってやまない。

 

・耳が良くなる(気がする)

中学生で初めて英語に触れた私だったが、いろんなきっかけを経て、気づいたら高校生で一年間留学していた。最初は先生の冗談を聞き取るのですらかなりの労力を要したが、音程のようなものに慣れてからは早かった(と思う)。グラマーなど細かいことはよくわかってなくても、会話は成立するようになった。我が家でも、「英語はピアノで耳を鍛えることで補える」という若干、いやかなり乱暴なロジックで、英語よりピアノを選んだ。

 

・頭がよくなる(気がする)

自分がどうやってピアノを弾けるようになったかは、なぜかわからないが、全く記憶にない。気が付いたら楽譜を読みながら右手と左手を別々に動かし、曲が弾けるようになっていた。しかしこれは、やってみると本当に頭を使う作業だと思う。ドとかレとか書いておいてくれたらいいのに、わざわざ●と棒で書かれたものを瞬時に読み取り、右手と左手で同時に違うことをやってのけるなんて、我ながら、意味がわからない。これはもう、頭の体操になるに違いない。

 

そんな理由から、我が家ではまず第一の習い事としてピアノを選択した。別の習い事については、また別記事に書きたいと思う。