ワンオペとお風呂:バスチェア

夫は深夜帰宅、知らない土地(しかも1-2年で転勤)でワンオペ2児育児。暗黒の日々すぎてあまり記憶もないのだが、その中でも特に大変だったのが、お風呂だった。

 

2歳差きょうだいなので、下の子が転ばないようになるまでは2人同時浴槽に入れておくのはリスクが高すぎる。バスチェアなるものを買ったが、赤子は泣き叫ぶし、上の子はお風呂に反響する泣き声にビビって泣くしで地獄絵図のようだった。

せっかく買ったバスチェアをとりあえず部屋の片隅に置いていたのだが、ある時、普通の状態で下の子を入れてみると、全く泣かない。裸で入れられて、放置されるのが嫌だったのか、真相はわからないがその日以降、我が家のバスチェアは、バス(手前の脱衣所で赤子を入れ、周りをおもちゃで埋め尽くし上の子を洗う時間を稼ぐための)チェア、となった。このチェアがなければと考えると恐ろしい。(本来の使用方法とはちょっと違うが)

 

 

初めての子の時は、どうやって扱っていいかがとにかくわからず、髪の毛もずっと長いこと、自分の膝にのせて美容院のように洗っていたため、一滴、ぽたんと顔にたれようものなら「みじゅがーーーー!」と必死の形相で叫ぶような子になってしまい、スイミングという強硬手段で慣れさせるまでに大変な思いをした。

 

その経験を踏まえて、下の子はある程度育ったら頭の上からシャワーをかけるというワイルド作戦を採用。お風呂は全く怖がらないようになったが、上の子に比べてずいぶん長いこと、スイミングで同じ級をひたすらやっている。何が正解なのか、今でもわからない。