子連れミュージカルデビュー:ライオンキング

先日、子どもたちを初めてミュージカル「ライオンキング」に連れて行った。

 

私自身が初めてミュージカルを見たのは、ロンドンで、「レ・ミゼラブル」だった。英語は日常会話がうっすらできる程度、内容もフランス革命の話?程度の把握。さらに、ミュージカルって劇の途中になんか歌いだすやつでしょ?という認識。当時にタイムスリップできるなら、そんな認識でレミゼを見るな!いっぺん勉強して出直してこい、と自分と友人をドロップキックしたい。案の定、ひとつひとつのセリフはほとんどわからなかった。しかし、全体でなんとなく把握できたストーリーと、熱演と、何より歌のすばらしさで終わったら友人も私も大号泣していた。それ以降、ミュージカルが大好きになって、何度もいろんな作品を見に行った。

 

子どももミュージカルが好きになるかはわからないが、子どものうちにミュージカルと出会わせてあげたいなと思っていたので、財布的には痛かったが、それが叶って良かった。

 

ミュージカルは、休憩をはさむとはいえとても長い。ミュージカルデビューが楽しいものとなるよう、ライオンキングを選んだが、我が家の場合はそれが正解だったと思う。

 

・映画を見てストーリーを知っていた

始まる前に、みんな静かに見たいから話はしないでね、と念を押しておいたが、なんでなんで星人の下の子が約3時間も質問せず見ていられた。

 

・子供が喜ぶ多彩な演出

動物たちが通路を通る演出は、通路側の席をとったので臨場感があって楽しめたようだったし、影絵にはすごいと驚いていたし、シンバとナラの「早く王様になりたい」のシーンではカラフルな乗り物もでてきて惹き付けられていた。飽きる前にシーンが変わるので、長い時間でも集中して見ていた。

 

・歌がすべてとても良く、歌詞も分かりやすい

説明口調の歌が少なく、歌として聞き取りやすいものが多いように感じる。すべて名曲。

 

親としては子どもたちがつい乗り出して周りの迷惑になっていないかが気になり、ショー自体はもちろん素晴らしかったし感動したが、一人で見ている時よりもどっと疲れた。二人でラフィキごっこをしたりしているので子どもたちの印象にはかなり残ったのだろう。母としては一人静かに早くレミゼを見に行きたい。